saku2(サクサク)の歴史 テレビ欄で見る saku saku史
『saku saku(サクサク)』の初代MCを 『PUFFY』 とするか、 『あかぎあいちゃん』 にするか、見解が分かれているようだ。過去に遡りテレビ欄をしらべると1997年(平成9年)4月14日に「saku saku〜MORNING CALL(サクサク モーニングコール)」が始まり、2000年(平成12年)9月29日に一度終って、10月2日新番組として「saku saku」が始まっているので、あかぎあいちゃんをsaku sakuの初代MCとした上で、saku sakuシリーズの初代MCをPUFFYとするのが正しい気がする。ちょうど、ウルトラマンシリーズや戦隊ヒーローものの歴史についてでも語るように?
テレビ欄で見る saku sakuの歴史(年表)。
saku saku前史 saku saku〜MORNING CALL 放送スタート前
1997年(平成9年)4月1日 火曜日 (神奈川新聞 24面)
saku saku〜MORNING CALL(サクサク モーニングコール)放送スタート以前、TVK(テレビ神奈川)の放送開始時刻は朝7:30。TVKは、朝寝坊のテレビ局として知られていた。
(当時のテレビ神奈川:社員数151人 売上約87億円 自主制作率72%)
saku saku〜MORNING CALL PUFFYの司会で放送スタート 1997年4月14日
1997年(平成9年)4月14日 月曜日 (神奈川新聞 15面(13日)[14日新聞休刊])
新Saku×2 パフィー生出演で天気予報&朝コール
(テレビ欄のまま 注1)
PUFFYの2人をメインMC、進行役にNHK FMなどで活躍中の中村貴子を迎え『saku saku〜MORNING CALL(サクサク モーニングコール)』放送スタート。月から金曜日の帯で放送時間は6時45分から7時30分の45分間。基本的に月曜だけ生放送、火〜金はVTRというスタイルで放送開始。番組のターゲットは“女子中高生”(注2)。
(当時のプログラム:ミュージックビデオ、天気予報、星占い、CD・カラオケ・映画・マンガ・ゲームのランキング、情報、パフィーから視聴者へのモーニングコールなど)
1998年(平成10年)4月3日 金曜日 (神奈川新聞 32面)
パフィー生出演▽朝コール▽天気予報
1年でPUFFY出演終了。
(当時の辛口番組評:週2回はナマだが、あとは録画で、それも垢抜けないアナウンサーとちょっと退屈な話をすると、すぐビデオクリップ流したり、ほかの人のコーナー振ったりして、極力出演時間を短くしているのである。…せっかくPUFFYを手に入れたというのに、あの情けないほど芸のない番組構成。
(注3))
注1 神奈川新聞テレビ欄の「Saku×2」の大文字表記は、翌日(1997年4月15日)分から、現在の小文字表記「saku×2」に改められる。
注2 『これがTVKの生きる道』 関佳史 放送文化1997年6月号 日本放送出版協会
注3
『いしかわじゅんの判決!「ちょっといかんぞTVK」』 uno! November 1997 朝日新聞社
PUFFY出演について「ローカル局で最初のレギュラーを持(った)」と書き、人気絶頂時の“出し惜しみ戦略”と評価しているが、大貫亜美ちゃんはTVKでその1年前の1996年4月から半年間『ミュージック・クリーク』の司会をしており、結果的に出し惜しみ感があったように見えただけというのが正しいようだ。
テレビ欄で見る saku saku史 2001年4月以前
1998年(平成10年)4月6日 月曜日 (神奈川新聞 28面)
saku×2 司会・セイアリトルプレーヤー
(テレビ欄のまま)
MCが田口理恵ちゃん、大櫛江里加ちゃん、片桐華子ちゃんの3人組ボーカルユニット『Say a Little Prayer (セイ・ア・リトル・プレイヤー)』になる。Say a Littel Prayerは、RK(河村隆一)プロデュースでオーディション番組「ASAYAN」出身。
1999年(平成11年)4月2日 金曜日 (神奈川新聞 34面)
saku×2 よくやった・セイア涙の卒業式▽総集編
1年でSay a Littel Prayer (セイ・ア・リトル・プレイヤー)出演終了。Say a Littel Prayerは、この年(1999年10月)に解散。
1999年(平成11年)4月5日 月曜日 (神奈川新聞 15面(4日)[5日新聞休刊])
saku×2 イザムで新スタート▽オセロケッツほか
SHAZNA(シャズナ)のボーカリストIZAMがMCになる。放送開始時刻が、15分遅い7時00分から7時45分の45分間に変更。再放送の時間が、8時台、11時台の2回になる。番組が終わってから15分後の意味がなさそうに思える再放送は大学生や若い主婦をターゲットにしていた(注4)。
1999年(平成11年)12月24日 金曜日 (神奈川新聞 22面)
saku×2 イザムラスト▽ビーバップ▽総集編
9ヶ月でイザム出演終了。
2000年(平成12年)1月10日 月曜日 (神奈川新聞 24面)
saku×2 ゲストはナイス▽新装開店・家族コント
MCがラジオパーソナリティでミュージシャン(チャーミースマイル&グリーンヘッド)の井手功二(1971年、東京生まれ)になる。
2000年(平成12年)1月11日 火曜日 (神奈川新聞 22面)
saku×2 ナイス ミスターチルドレン 井手功二
2000年(平成12年)9月29日 金曜日 (神奈川新聞 15面)
saku×2(終) 最終回胴上げ先生▽殿堂▽ゆう子ほか
『saku saku〜MORNING CALL(サクサク モーニングコール)』最終回。テレビ欄に番組の最終回を表す(終)のマークが付けられる。
2000年(平成12年)10月2日 月曜日 (神奈川新聞 17面)
新saku×2 フトモモ&青木復活▽CDチャートほか
番組名から「MORNING CALL(モーニングコール)」がとれ『saku saku(サクサク)』に変更され新番組としてスタート。放送開始時刻が、30分遅い7時30分に変更。放送時間も45分間から30分間に短くなる。テレビ欄的には、「saku×2(終)」、「新saku×2」と、同じ番組が一度終わって、始まったようにも見える。
2001年(平成13年)3月30日 金曜日 (神奈川新聞 32面)
saku×2 「感動のフィナーレ、青木の王位継承式」
フトモモ、青木両キャラクターも後の増田ジゴロウやペパーと同じくデザイナーのダイスケ・エクスプレス(Dice-k-express 1977年生まれ)がデザイン。
注4 「ベイスターズ中継増―TVK」毎日新聞 神奈川版 1999年3月12日. ちなみに、意味がなさそうに思える8時00分からの再放送は、2000年3月31日を最後に終了。
MCあかぎあいちゃん時代 テレビ欄で見る saku saku史
2001年(平成13年)4月2日 月曜日 (神奈川新聞 28面)
saku×2 「CDランキング」あかぎあい 田口理恵
新MCとして宮崎県出身ハタチ(当時)のあかぎあいちゃんが登場。アパートの屋根の上という設定、女性MC、2000年10月以降番組名を「saku saku」とリニューアルしたことの三点から『あかぎあい』ちゃんをsaku saku初代MCと呼ぶのが正しいと考えられる。
2002年(平成14年)4月1日 月曜日 (神奈川新聞 28面)
saku×2 新装開店?あい&ジゴロウトーク▽占い
2003年(平成15年)3月24日 月曜日 (神奈川新聞 24面)
saku×2 「あかぎ卒業週間」
2003年(平成15年)3月28日 金曜日 (神奈川新聞 26面)
saku×2 「ディースト、あいちゃん感動の卒業」
2年であかぎあいちゃん出演終了。
MC木村カエラちゃん時代 テレビ欄で見る saku saku史
2003年(平成15年)3月31日 月曜日 (神奈川新聞 32面)
saku×2 木村カエラほか
新MCとして東京都出身18才(当時)で「Seventeen」(集英社刊 ティーンの女の子向け雑誌)の専属モデルの木村カエラちゃんが登場。初回放送時のカエラちゃんは「“え!?”って思うぐらい太ってて、顔がブサイクで!もう整形疑惑がでるくらい(注5)。」と本人が言うほどの荒削りっぷり。その模様は現在でも発売中のDVD第一弾『saku saku Ver.1.0(ウィークリーDVD総合チャート 最高位3位[オリコン年鑑2006])』で見ることが出来る。
2003年(平成15年)4月1日 火曜日 (神奈川新聞 32面)
saku×2 木村カエラで始動▽コブクロ新企画
2004年(平成16年)5月4日 火曜日 (神奈川新聞 24面)
saku×2 カエラちゃんCD▽週刊コブクロ塾ほか
カエラちゃんのCD『Level 42』(インディーズデビュー作)は、2004年5月10日 番組を通じて390円、390枚の限定CDとして売り出され、3分で完売。今につづくカエラちゃんの音楽活動の第一歩に。
2005年(平成17年)7月1日 金曜日 (神奈川新聞 24面)
saku×2 ジゴロウやめて新展開へ▽ユンナ驚き
デザイナー ダイスケ・エクスプレス(Dice-k-express)がデザインしたキャラクター『増田ジゴロウ』が商標登録時、権利関係者の意見調整がつかず、7月1日を最後に降板(注6)。ジゴロウの降板については、神奈川新聞の社会面でも写真付きで報じられた(注7)。
ジゴロウが最後に発したメッセージは「俺、フォーエバー」の一言(注8)。
2005年(平成17年)7月4日 月曜日 (神奈川新聞 26面)
saku×2 新管理人さん登場▽ルーレット▽占い
新しい管理人として新キャラクター「白井ヴィンセント」が登場。
2005年(平成17年)8月22日 月曜日 (神奈川新聞 24面)
saku×2 CD▽海老名のうた▽オーノキヨフミ
2005年8月番組ディレクターの金田真人氏が死去。金田氏は、ご意見番、ゴイゴイ、ペパー、ケンシロウなどのキャラクターとして番組にも出演。この日、追悼の意味を込め金田氏の出身地である「海老名のうた」が歌われた。
2006年(平成18年)3月27日 月曜日 (神奈川新聞 28面)
saku×2 カエラちゃん辞職会見▽ルーレット
2006年(平成18年)3月31日 金曜日 (神奈川新聞 31面)
saku×2 ついにラスト▽カエラの名言&贈る歌
3年で木村カエラちゃん出演終了。
「…こんなに素晴らしく、くだらないテレビはきっとないと思います。」カエラちゃん談
注5 「DVD INTERVIEW “ザッツ大脱力エンタテインメント! 木村カエラ”」oricon style 2005 3/14 83ページ
注6
『OPINION「saku saku」の増田ジゴロウが降板デザイナーと関係会社の理想の関係は?』 Dice-k-express 日経エンタテインメント! 2005年9月号 日経BP社
注7 『ジゴロウ降板 tvk番組人気キャラ』 神奈川新聞 2005年6月30日 25面
“ジゴロウは…「黒幕」と称する毒舌家が操るマペット(人形)として作られた。ジゴロウの登場で番組の人気は急上昇。02年から本格的に商品化されたキャラクターグッズは約50種類…”と記事は書くが、降板の背景、理由には一言も触れておらずジャーナリストが書いた新聞記事とはちょっと思えない内容。
注8 CONTINUE 2005 vol.23 008ページ
MC中村優ちゃん時代 テレビ欄で見る saku saku史
2006年(平成18年)4月3日 月曜日 (神奈川新聞 24面)
saku×2 新住人中村優ちゃん初登場 ルーレット
新MCとして奈良県出身18才(当時)でミスマガジン2005審査委員特別賞受賞のグラビアアイドルの中村優ちゃんが登場。
2007年(平成19年)4月2日 月曜日 (神奈川新聞 24面)
saku×2 臨時住人が来た▽CDランキング
2009年(平成21年)3月23日 月曜日 (神奈川新聞 24面)
saku×2 優ちゃん涙と感動の卒業ウィーク
2009年(平成21年)3月27日 金曜日 (神奈川新聞 26面)
saku×2 ▽優ちゃんお礼ソング&あいさつ
3年で中村優ちゃん出演終了。
レジェンドウィーク テレビ欄で見る saku saku史
2009年(平成21年)3月30日 月曜日 (神奈川新聞 28面)
saku×2 一週間限定・木村カエラ復活▽星占い
2代目MC木村カエラちゃんが3年ぶりにMCとして1週間の期間限定でアパートの屋根の上に復帰。
2009年(平成21年)4月6日 月曜日 (神奈川新聞 24面)
saku×2 “再会”スペシャル・あかぎあい復活
初代MCあかぎあいちゃんが6年ぶりにMCとして1週間の期間限定でアパートの屋根の上に復帰。『saku saku Ver.5.5SP あかぎあい大復活!』として後にオンエア・ダイジェストがDVD化され発売(オリコンウィークリーDVD総合チャート 初登場16位[オリ★スタ 2009 10/12])。
MC三原勇希ちゃん時代 テレビ欄で見る saku saku史
2009年(平成21年)4月13日 月曜日 (神奈川新聞 15面)
saku×2 ニュー・三原勇希&ビン▽星占い
(テレビ欄のまま)
新MCとして大阪府出身19才(当時)で元「ニコラ」(新潮社刊 ローティーンの女の子向け雑誌)モデル(ニコモ)でミスYS乙女学院2008グランプリの三原勇希ちゃんが登場。勇希ちゃんの誕生日は1990年4月4日のため、放送時には19才に。勇希ちゃんは前年の4月(2008年4月)からつとめていたチャート娘(CDのランキングを紹介する1コーナーのアシスタント)からMCへの初の昇格例となった。テレビ欄ではヴィンセントのヴィンではなくビンと表記。
2010年(平成22年)4月2日 金曜日 (神奈川新聞 26面)
saku×2 「カンカン卒業式」
2007年4月 臨時住人制度で入居したガヤ芸人「カンカン」3年で卒業。
2010年(平成22年)4月5日 月曜日 (神奈川新聞 26面)
saku×2 「新たな住人が!」
卒業したカンカンの後任ガヤ芸人として「ギフト☆矢野」入居。